

経済を含めた世界情勢の変化とともに、来日する留学生の目的も大きく変わり、また多岐にわたっています。受け入れ側の日本では、日本語能力試験や日本留学試験の改変もあり、日本語学習機関にあっては、更なる質の高い柔軟な指導体制が求められています。そのことを踏まえた上で、新しい試験に対応したカリキュラムと、留学生一人一人の目的達成のためのよりきめの細かい進路指導の両輪で、当校は留学生をしっかりと支えます。

本校の「コンシェルジュ制度」では、あなた専属の担当教員が入学から卒業するまで、学習計画の設計、生活相談、進路指導等、あなたの留学生活を責任をもってサポートします
本校では、あなたの適切な日本語レベルを把握するために、年4回、日本語能力試験N1所持者から初心者までが、同一の実力判定テスト「統一試験」を受けて頂きます。
この結果をもとにしたクラス分けを3ヶ月おきに実地。常に適切なレベルの日本語クラスへ参加できます。
定期的に実施されるコンシェルジュゼミ、及び、日々の面談により、学生の希望進路を的確に把握し、適した学校、学科が納得して選択できるよう、きめ細かな対応をし、初級クラスから、常に進学を意識した指導を行います。
志望校決定から、願書取り寄せまで、出願書類の作成に至るまで、コンシェルジュ担当教員が丁寧に指導し、各自が希望する進路に進めるよう、全面的にサポートします。
「言葉を覚える」から「言葉を使いこなす」へ
新しい試験に対応したカリキュラムは、試験対策としても現実的な日本語コミュニケーション能力の向上にとっても必要なものです。新しいカリキュラムで学ぶことによって、今後は、能力試験には合格したけれど会話はあまりできないという学生は減っていくでしょう。文法の意味がわかって、ただ四つの中から選べればよい、というだけでは太刀打ちできない運用力を新しい試験は求めているからです。言葉を覚える、から、言葉を使いこなす。そこまで徹底して運用力を育てるのが新しいカリキュラムの目的です。
大学院合格のための日本語記述力の育成
新しい留学試験では記述問題の占めるウエイトがとても大きくなりました。自分の考え、意見を論理的にしっかり相手に伝える。これはもう高等機関での学習ではなくてはならない日本語能力です。文章全体はいくつかの段落からできています。その段落は一つ一つの文からできています。まず一つの正確な文を書く力。そこから、記述の勉強は始まっています。大学院志望の学生にとって大切な研究計画書も、この記述力の延長上にあることは言うまでもありません。